Prof. Emeritus Hirofumi SHOUN
平成21年度−3
プロジェクト最終年度
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター
「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業」異分野融合研究開発型
平成17年度採択課題
「温室効果ガス抑止のための窒素バイオマス再生・浄化システムの構築」
技術コーディネーター 祥雲 弘文
平成21年度−2
市民公開講座
〜地球環境とシトクロムP450〜
日時: 平成21年7月31日(金) 13:00〜
会場:東京大学弥生講堂アネックス セイホクギャラリー (東京都文京区弥生1−1−1 東京大学農学部内)
参加費:無料
<講演者>
大村恒雄先生(九州大学名誉教授)
大川秀郎先生(福山大学生命工学部・グリーンサイエンス研究センター)
田中良和先生(サントリーホールディングス株式会社):シトクロムP450が花の色を決める 〜青いバラやカーネーションの開発
主催:第16回シトクロムP450国際会議組織委員会
祥雲 弘文
平成21年度−1
<第16回シトクロムP450国際会議>
16th International Conference on Cytochrome P450
2009年6月21日(日)〜25日(木)
万国津梁館 (沖縄県名護市喜瀬)
多くの方にご参加頂きまして有り難うございました。
Conference Chair: 祥雲弘文
研究課題
N2 → NH3 (窒素固定)
NH4+ → NO2- → NO3- (硝化)
NO3- → NO2- → NO → N2O → N2 (脱窒)
O2 → H2O (酸素呼吸)
NO2- → NO2- → NO → N2O (脱窒)
NO2- + XNH2 → N2 (N2O) (共脱窒)
NO2- → NO2- → NH4+ (アンモニア発酵)
C6H12O6 → CH3CH2OH (アルコール発酵)
真菌(カビ、酵母)の脱窒とアンモニア発酵、真菌および放線菌の共脱窒など、当研究室オリジナルの発見になる呼吸現象を微生物の新規窒素呼吸系と呼び、その生化学的解明を行っている。さらに、これら呼吸系の研究の過程でシトクロムP450nor、P450foxyなどの興味深いタンパク質が発見され、それらについてX線結晶構造解析を含む酵素学的解明を行っている。
温室ガス抑止、ダイオキシンやPCBなど環境負荷物質軽減など環境問題解決に有用な酵素を環境酵素と呼び、環境問題への利用を提言している。またクリーンな化学合成(グリーンケミストリー)へ適用可能な人工酵素、とくにペルオキシゲナーゼをシトクロムP450、ペルオキシダーゼなどから製作することを試みる。
うえだ式生ゴミ処理機による堆肥化処理では、2時間以内に発酵温度が100度〜120度を突破する。この発酵に関わると予想される超好熱菌を単離し、さまざまな研究、利用に供する。
温室効果ガス抑止のための窒素バイオマス再生・浄化システムの構築
担当課題:N2O抑止型廃水脱窒素システムの開発と超好熱発酵における微生物の役割の解明
微生物の新規窒素代謝系の解明(平成20年度〜23年度、基盤研究(A)研究課題)
これまでの公表論文・講演
連絡先
ahshoun@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp