分子表面

2003.4.21 by R. Oshima

Modified by S. Fushinobu

こんなのが出来ます。

以下のプログラムを起動してもno such file or directoryとか出てくる時には、ちゃんと設定している人の.cshrc(linuxなら.bashrc)を参考にして自分の設定を書き直す(基本)。

PDBファイルの準備

分子がいくつかある場合、nedit, geditなどのエディタを使ってpdbファイルのchainのIDを変える。

:タンパク質、ヘム(HEM)、基質(DAD)、水が全てA chainで、水が "OH2 TIP"の場合。

Spock

コマンドラインでspockと入力するだけ。

注意:立ち上がる時、分子がくるくる回るデモが始まるので、終わるまで操作しないこと。暴走するぞ!

Spock→pdb fileを読み込む

:タンパク質がm=1, HEMがm=2, DADがm=3, 水がm=4として読み込まれる。

Display→bondsやwormsが重いから消す。

分子表面を表示させる

分子表面を色分けなしで表示する場合

Alter→surfaces→build(molecular surface accessible m=1(タンパク分子のみのpdbを指定)

分子表面をポテンシャルごとに色分けして表示する場合

Marcros→Molecular surface for atoms m=1にする。Add Open Charge file→full.crg

Probe radius→通常1.4Åにする。

Display→Spectraでspectraが消える。

Alter→Spectra→Edit surface spectraで分子表面の色(Max:青とMin:赤のポテンシャルの値)を変えられる。Max=50, Min=-50くらいにしたほうが色がはっきり出る。

タンパク質以外の分子を表示させる

Dsplay→Bonds表示→他の分子を消す

bc=0, m<>[2,3]

:bc=0は、色を消す、という意味。他の色で表示するには、1〜9の数字(Garaphics→colortoolで色がわかる)。Cを白、Oを赤、Nを青、といったdefaultの色にするには、bc=d、とする。その後のm<>[2,3]というのは、HEM(m=2)とDAD(m=3)以外、という意味。これで、タンパク質(m=1)と水(m=4)が消える

[1, 3, 4]なら、1と3と4、という意味。

bc=1, m=1, rn=(10,20)とすれば、タンパク質の10から20番目の残基まで表示

bc=2, m=1, rn=(10,100)でタンパク質の10〜100まで別の色(たしか赤か黄色だったような)で表示

vc=2, m=1, rn=(10,20)とすれば、タンパク質の10〜20番目の残基が作る分子表面の色を変える

画面の操作

Shift+真ん中ボタンを押しながら上下ドラッグ→Zoom in / out

左と真ん中ボタンを押しながらドラッグ→上下左右に並進

詳しくはSpockのwebサーバかマニュアルを参考のこと。

Graphics→Center on the last picked point で、最後にクリックした所を中心に持って来れる。

Graphics→Clip Boxで出てくる画面(clip box)を利用すれば、自由にslabを切れる。右のスライドバーが奥側で左が手前側。Aux clippingで、もう一つのslabを作ることが出来る。

Alter→Bonds→Ball-and-stick(primary) で、分子のball & stickの表示がカッコ良くなる

:ものすごく遅くなる

保存

File →Save→Image file→Image Format→GIF 〜 .gif で画面をgif形式でセーブできる。

:Done Saving が出るまで待たないと画面が変になる。

File →Save→Raster 3D File→〜.r3d で、画面をraster3d形式でセーブできる。

.r3dファイルをjotで編集 (no shadowの前のFをTにすると影がつく)

> render −tiff 〜.tiff < 〜.r3d で、tiffファイルに変換できる。(もちろん、raster3dをインストールしてないとダメ。linuxの場合には、png型式でしかrenderできないこともあるので注意)

File →Save→Molscript→〜.ms で、画面をmolscript形式でセーブできる。

.msファイルをjotで適当に編集

> molscript < 〜.ms > 〜.ps で、ポストスクリプトファイルを作れる。(もちろん、molscriptをインストールしてないとダメ)

> xpsview 〜.ps で表示できる(IRIXの場合)

> molscript -gl 〜in 〜.ms で、OpenGLを使ったinteractiveなmolscriptファイルの編集が出来る


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